【5月13日】

 

   めまぐるしく時が過ぎ去っていった。今、私はニュージーランド(オークランド)のハイヤットホテル

  の側のプライベイトホテルに泊まっている。

   今日は昼から、マウントエデンに行った。思っていたより、眺めは良かった。夜は、昼にターンホールで

  知り合った人との約束で教会に行った。日本でもミサには行ったことがなかっただけに、どんなものか

  わからないが、大勢の人が曲に合わせて歌いだし踊りだすのには驚いた。私が、ここで感じたことは、

  曲がとても優しいし自然だということだ。また、それに合わせて皆が歌いだし、泣き出したりする様子を

  見て、思わず涙ぐんでしまった。どこから、この涙が出て来るのか分からない・・・・。

 

   街を歩いて感じたことは、まるで日本と変わらないほど似ているということ。“おでん”の臭いでも

  してくれば、すっかり日本である。また、人間性についても、とても皆親切である。これは、オースト

  ラリア人以上かも知れない。

 

   次の日、オークランドに来る途中、飛行機の中で知り合った(横に座っていた)ジミーという女性と

  彼女の友人、そして、姪のスージーが、ドライブに誘ってくれた。オークランドのハーバーブリッジや

  ヨットハーバーを案内してもらった。ほんの三日間の滞在で、このような心のふれあいは予想していな

  かっただけに、本当に嬉しい。スージーがとても人なつっこく、人見知りしないし、私がダッコすると、

  話しかけてくるのは、とても可愛かった。それにしても、ジミーは(日本の18歳の女性が、このような

  ふるまいをやれるかと思うと)、たいした女性だと思う。あのような心優しい女性に、いや男性になりたい

  ものである。

 

 

 

TOPへ  目次へ戻る  次へ  次の思い出へ