【8月03日】
二日目も無事、予定通り走れた。まだ、自転車のトラブルはない。しかし、予備の水タンク(2ℓ)が、
極く小さな穴だが、少しずつ漏れている。だがなんとか、この難関は切り抜けそうだ。明日からは比較的
水場が多い。
走行中の車やバスは、とても良く心配してくれる。「水はあるか」とか、「何か困ったことはないか」とか、
言ってくれる。だから、水はいつも、不思議と満たんだ。また、シュガーキャンディーをもらったが、
これはとても美味しい。やはり、こうしたハードな時には、甘いものが一番栄養になる。今夜は、ピザパイと
サカナの缶詰とウィンナーを食べた。やはり、米を食べたい。
・・・途中から道がいくらかましになった。何せ、あの“恐怖のコルゲーション道路”は、進むのに遅いし、
バランスをとるのに必死だ。だから、とても力がいる。だいぶん慣れてきたが、倒れないように必死で
踏ん張っている。
いままで、私が砂漠地帯を走ってきて感じだことは、“絶対に無理はしないこと”である。
今日でも、もう少し走れば水場まで行けたかも知れない。しかし、着いたとしても18時半頃だろう。
もし、パンクでもしたらどうなるか・・・・まず、道端では修理できないから、空き地を探す(平坦で、
トゲなどが落ちていない所)が、なかなか見つからない。あたりは暗くなってくる。しまいに、草が茂って
いる所へ自転車を担ぎこむ。すると、自転車にも悪い。あたりは真っ暗だ、怪我をする。どこに何があるか
分からない・・・・・。 まあ、こうした具合になる可能性が強い。だから、17時まで走り、18時
までには食事を済ませることが大切だ。19時には完全に真っ暗になってしまう。とにかく、こうした
砂漠地帯を走る時は、“無理をしないこと。いつも安全に。そして、朝は早く”