【8月16日】

 

   雨、時々曇り。

  「やった。 ついにやった。」 11時41分、この“コルゲーション道路”をついに走りきった。

  それも大きなトラブルなしで。良く走ってくれた愛車“Uリーズ号”よ。本当にありがとう。

  とてもとても長かった、厳しかった道だったけど素晴らしい思い出をくれた道よ。さようなら・・・

 

   ・・・アスファルトの道を目にした時は、本当に心から嬉しかった。思わず大声で「やった。

  やったぞ!」と叫んでしまった。本当に私は、約600kmの砂漠地帯を走りきったのだ・・・

  あまりの苦しさに、道端に座り込んでしまったことが何度かあった。水もなくなり、車の人に

  補給してもらったこともあった。思いもかけぬ砂漠の真ん中でステーキを食べたこと・・・

  この道を越えることが出来たのは、そうした温かいオーストラリア人の方々の親切な心づかいの

  お蔭だとつくづく思う。

   この道を越えて感じたことは、“とにかく諦めること”だ。早く走ろうと思わないこと。無理をすれば

  焦れば必ずハプニングにつながりやすい。また、自転車にも良くない。“とにかく諦めること”開き

  直ることが大切だ。

 

   さあ、後は、このアスファルトだ。ゆっくりと一歩一歩確実に進もう。

  ・・・ここグレンダンブに着いたのが17時、久しぶりに洗濯をした。7.5ドルのディナー(ハム

  サンド、ステーキサンド、ハンバーガー)・・・腹いっぱい食った。今日ぐらいいいよね。

 

 

 

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