【6月23日】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


アメリカとカナダの国境(ピースブリッジ)

 

   晴れ、暑くもなく寒くもなく、素晴らしい日よりだ。今日はカナダへ行く。

  カナダという国はどんな所なんだろう。どんな印象を与えることだろう。

   アメリカとカナダは、ピースブリッジで結ばれていた。日本では決して味あうことの出来ない道

  づたいの国境越えだ。橋の中央にはアメリカ旗とカナダ旗が仲良く並んで掲げてあった。

  さて、カナダ側に入る。 まるで料金口のような感じで車が連なっていた。私は歩行者道を通り、

  真っ直ぐイミグレへ行く。ここで説明する。「一日だけナイヤガラの滝を見て、アメリカへ戻りたい」と、

  すると、一分もたたないうちに、入国スタンプを押してくれた。日本から外国へ出るイメージとずいぶん

  違う。日本だと色々と面倒くさく、また、そのため胸がドキドキするものだ。しかし、ここでは、

  「ちょっと隣町へ」と言った感じなのである。アメリカ人は自由に行き来している。あまりにもあっけ

  ない通過だったので、つい、金を両替するのを忘れてしまった。持ち物をチェックされることもなければ

  聞かれることもなかった。

 

   今、ここナイヤガラリバーサイドの道を通っているが、実にサイクリングとしては格別の道だ。

  キャンプ施設や休息場、それに森かげがいたる所にあり、右手にナイヤガラ川を見ながら走るのが何とも

  気持ちがいい。また、この辺の人は、気軽に気持ち良く挨拶を交わしてくれる。アメリカとは、また少し

  イメージが違う・・・・今、私はアメリカを見ながら、日記を書いている。実に不思議な感じがする。

 

   ナイヤガラの滝に行って思ったが、確かに実に大きい。しかし、あれは舟に乗って下から見ると、

  もっと良さが素晴らしさが分かるだろうと思う。カナダサイドで絵はがきを買うと、そこのおばちゃんが

  コインをくれた。「このコインはあまりないので、失わないように」と言っていた。

   カナダを走ってみたくなった。

 

 

 

TOPへ  目次へ戻る  次へ  次の思い出へ