【7月15日】
集まって来た村の人達と
昨日は、あそこで止めておいて本当に良かった。今日は本当に長い坂を上った。3000mまで
上ったのだ。
峠を越し平地に下りると、すっかりあたりは暗くなってしまっていた。「さあ、テントを立てる場所を
探さなくてはいけない」 しかし、この辺は、家が密集していて、どこも適当な場所が見当たらない。
どのくらい探し回ったことだろう。店があり、側にテントを立てられるくらいのスペースがあった。
狭いなどと言ってられない。さっそく、店のおばちゃんにお願いする。すると、すぐ「ok」してくれた。
良い人だったので助かった。愛車も店の中に置かせてもらった。
今日は途中、「お前は、チノか?」と何度も聞かれた。どうもチャイニーズは嫌われているらしい。
峠は雲の上だった。記念にみかんを食べたが、寒くて手が凍りつきそうだった。また、不思議なほどに
ギアがあっている。また、途中、バナナやホットドックをくれた人、20ペソをトラックの中から投げて
くれる人もいた。また、田舎の店の女の子は、とても素朴な感じがした。折り紙を折ってやると、
とても喜んでくれた。
アンデスの山々の人達、本当に優しかった。そして、今までに経験したことのない長い上り坂。
約5km歩きづくめだった・・・・。