【8月18日】
町と町の間は、砂漠が続く
ああ町だ! 『もう砂漠は無い』と思っていたら、また砂漠。そして、相変わらずの強い風。
見る所はないし、嫌になってしまう。走る気力が出ない、休憩してばかりだ。
南米では、小さい現金を持っておかないと大変な目に遭う・・・・日本で400円を差し出して、
20円の物を買った時のお釣りがないのと同じだ。
ほっとした。ここチョコペに着き、ガソリンスタンドでシャワーを浴びさせてもらった。
シャワーらしいシャワーを浴びたのは何ヶ月ぶりだろう。
向かい風が本当に凄かった。とても体力を使う。そのためか、腹が減ってしかたがない。
朝、肉野菜炒めを食べ、昼はバナナ10本を食べた。夜は、肉とライス、それにコーヒーとパン。
それでも、まだ腹に溜まらない。
また、今夜はいいことがあった。
レストランで食事を終え、さあ寝ようかと外に出ようとすると、一人の客から「一緒にビールを飲ま
ないか?」という誘いが来た。
・・・・すっかり、いい気持ちだ。コップに6杯くらいは飲んだ。冷えていないのが残念である。
誘ってくれた人は、電気屋さんだったが、「明日、トルヒーヨの自分の家に来ないか」と言う。
テントを立てさせてくれるらしい。リマが遠かったらまず、寄らないと思うが、せっかくの“ふれあい”
が出来ることだし、寄ってみようと思う。
明日は、この人の家に行こう。ペルーでは、まだこうした“ふれあい”はなかったことだし、
いい思い出にもなる・・・。