【9月01日】
世界最高地の湖(チチカカ湖)
自転車を離れての「南米一周の旅」が始まった。
今、午後7時、バスの中、本当に出発時間は遅れるし、バスのターミナルでのアナウンスはないし、
ぼう〜としていたらバスに乗れないだろう。とにかく何から何までいい加減だ。やっとこの雰囲気の悪い
所から脱出できると思うと、ほっとする。
二日後、ユングーノにバスは着いた。
昨日はアンデス越えだった。寒かった。この山岳用の防寒シートで眠れないことはないのだが、
それにもまして、バスの振動で全く眠れなかった。アレキーパからは、ひどい未舗装で、途中、トイレに
行きたくなった時は、みんなに笑われてしまった・・・・満員のバスの中、バスはなかなか止まる気配は
ない。どうしようもなく、大声で「バニョー(トイレ)」と言った。すると、バスの運転手はすぐに止めて
くれたが、大笑いされてしまった。
途中、チチカカ湖の側をバスは通った。今までに見たこともない神秘さを感じた。透き通っていて・・
実に美しい。
いよいよバスはコパカパーナに着く。ここでボリビアへの入国手続きを済ませた。ここから別のバスに
乗り換えて、首都のラパスへ行く。ここはボリビア、時計を一時間進めなくてはならない。途中、
チチカカ湖を渡る時、バスはイカダで渡った。
ラパスの市街に入ったのは、午後7時過ぎ、最初、空港が見えて来て、こんなものかと思っていたら、
突然、まるで星のごとく“ラパスの夜景”が広がった。あれは本当に印象的だった。
町の雰囲気は、リマとは違い、石畳があり、雰囲気が良かった。
ラパスの夜景