【8月09日】
悪い道が続く(右に太平洋を見ながら、リマを目指す)
ペルーに入る。 国境は町の中だった。
ここに着いたのが12時10分。イミグレが昼休みに入っていたので、午後2時まで待たされた。
また、ここで失敗したことだが、両替屋がいたので両替したが、かなりポンビキされたみたいだ。
国境は、ペルーとエクアドル側の両方にあり、どちらも両替屋は多いので、すぐ両替せずに、
何人か当たってみるべきだ。
また、面白いことに、ペルーのイミグレは国境から2kmも入ったところだった。エクアドル側は
100mのところにあったのに。
イミグレはすぐ通過できた。あのスペイン語で書かれた“紹介状(内容は、私は日本人サイクリスト
です。自転車を通じて、多くの国でたくさんの友人を作るために、世界を旅しています。どうか
よろしくお願いします・・・・この紹介状は、ニューヨークの旅行代理店で、南米行きのチケットを
購入した時に、店の女性従業員に、絵はがきの裏に書いてもらったもの)“・・・を見せると、
10分ほどで済んだ。本当に、この“紹介状”はどんな時でも役立つ。荷物も調べられなかった。
ここツンベツ付近は、家の側ということを除けば、どこでもテントを立てられる場所がある。
この辺は砂漠地帯であり、水がとても貴重だ。「水を分けてくれ」と言っても、なかなかくれようと
しない。雨が降らないせいだろう。
道は、ペルーに入ると悪い所が増えた。リマまで1330km。一日80kmとして、17日は
かかるだろう。まあ、ここまで来たからには、のんびりと走ろう。とにかく無事にここまで来たのだ。