<質問10海外をサイクリングにする上で、大切なことや、注意した方が良いことは何ですか?

 

      国内をサイクリングするのと、基本的にはそれほど違いはないと思います。

     私が海外を走った上で、気づいたことをまとめてみました。参考になればと思います。

     思いつくままに書き出してみました。(一般的な事柄をまとめています。行き先々でも違ってくると

     思いますので、詳細については別途Eメールで、問い合わせてみて下さい。)

 

      @夜道はできるだけ走らないようにする。

         ・特に海外だと初めて走る道なので、道を間違えたり、パンクなどでトラブッタ時、

          暗くて修理しずらかったりします。

 

      A雨の日はできるだけ走らないようにする。

         ・まず、自転車に悪いです。また、服はびしょぬれになるし、精神的もマイナスです。

          計画は余裕を持って立てて、できるだけ雨の日には走らないで済むようにした方が

          良いです。

 

      B必要になる物は、手に入れられる時に入れる。

         ・『あそこに行けば、あるから』では、後で後悔してしまうことがたくさんありました。

          特に、海外は日本と感覚が違うので、後でも必ず必要になるもの(特に食料や水など)は、

          手に入れられる時に手に入れ、いつも心に余裕を持てるようにしておくことが大切です。

          もちろん行く場所によっては、日本から持参しておく物もあると思います。

 

      Cタイヤのチューブは、最低2本は用意しておく。

         ・どこでパンクするとも限りません。場所によっては、水がなく修理ができない場合も

          あります。よって、とりあえず新品のチューブに換えて走り、宿泊する場所などに

          着いてから、ゆっくりと修理をすることも考えておくと、気分的に楽です。

 

      D身体を最優先にし、無理をしない。

         ・若い時は、ついつい無理をしがちですが、海外を走るにあたっては“身体が一番”

          です。後から後悔しないよう、自分の体調や体力に、いつも気を配って、臨機応変に

          行動することが何より大切だと思います。

 

      E土産は用意しておく。

         ・私の場合は、お世話になった方々に、土産として、切手、5円玉、折り紙、絵はがき、

          JACCのシール、日本茶、そして、サインをしていただくための“国旗(日の丸)”

          などを持って行きましたが、中でも一番人気があったのが、5円玉と、折り紙と、

          日本茶でした。特に、海外ではコインに穴が開いてるものは珍しいらしく人気でした。

          また、折り紙には本当に助けられました。紙さえあれば何処でも作れるので良かった

          です。ただ私の場合、“鶴”しか覚えていなかったので、もう少しレパートリーを増や

          しておけば良かったと思いました。その他にも、もちろん、ギターとか、何か特技など

          があるとなおベターです。

 

      F自転車に付けている荷物は、走り終えたら毎日、全て自転車から降ろす。

       (また、走り始める前と後には、ボルトに緩みがないかや、ブレーキの効きは良いかや、

        縛っているロープに緩みがないか、などのチェックをすることは言うまでもありません。)

         ・特に、長期間の旅だと、自転車への負担はすごいものがあります。私の場合、荷物が

          40kg、体重が60kgで、合計100kgがいつも自転車にかかっていた訳です

          から、少しでも自転車をいたわってあげることが大切です。そのせいもあってか、

          これまでに一度もスポークは折れませんでした。

 

      G地図は現地でも手にいれる。

         ・日本から持っていった地図だけで安心していると、悲惨な目に遭うことがあります。

          主要な道路を走るのならともかく、地方やへき地や砂漠などを走る場合は、現地で

          必ず地図を入手しておいた方が良いです。私の場合は、ガソリンスタンドでよく

          もらいました。もちろん、行き先々で、色々な人に走るルートの状況などを良く尋ねて

          おくことも大切です。

 

      H自転車は、いつも、できるだけ見える場所に置く。

         ・油断は禁物です。私の場合、レストランなどに入った時は、できるだけ窓際に置き、

          食事をしながら自転車が見えるようにしていました。また、もちろん、常に鍵をかけ、

          貴重品はいつも持ち出していました。

           また、南米を走っていたときは、近くに民家がある時は、ほとんど、民家の中に

          自転車だけ、預かってもらっていました。(逆にこうすることで、互いの信頼が深まり、

          コミュミケーションもうまくいったように思います。)

 

      I水に気をつける

         ・海外を旅する上では、これは“常識”的なことですが、

          ホテルに入った時でも、必ず「水道水は飲めるのか?」と、確認することが大切です。

          南米では、コーラを水代わりにしていました。10円ほどだったので助かりました。

          どうしても飲まなくてはならない時は、少なくとも「沸騰」させてから飲むようにしま

          しょう。

 

      J短波ラジオを持っていった方がよい

         ・短波は、“日本語放送”をやっているので、へき地などでも結構聞けます。

          長期間の旅なら、ぜひ持参していった方が良いと思います。

 

      Kお礼の言葉として、以下の英語をお勧めします。(大変喜んでもらえました)

         ・I can never thank you enough.

          (お礼のしようもありません)

         ・I appreciate what you have done for me.

          (あなたが、私のためにしてくれたことに感謝します)

 

 

 

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