<“感動”をくれたサイクリストU>
“新婚旅行”に世界を旅した渡辺夫妻
次に、ご紹介するのは、私の友人でもある渡辺夫妻です。
二人は、“新婚旅行”に世界旅行を計画し、やり遂げました。私は、この二人の実行力に感服します。
少なからずとも、こうした夢は多くの人が抱くものですが、なかなか実行となると、身がすくんで
しまうものです・・・「世界旅行」となると、“いつどこでどうなるか分からない”といった危険が伴う訳
ですから、それを承知の上で実現するには、相当の“勇気と覚悟”があったと思います。
さて、二人が出発前に載った記事を以下にご紹介させていただきます。
当時の二人の気持ちが伝わってきて、新たな勇気が湧いて来るようです・・・。
(以下、当時の記事より抜粋しました)
・・・・他人から見れば“何てバカなことを”と、思われるようなことをするには、ちょっと勇気がいる
ものだ。26歳と23歳の二人は、そんな周囲の声をよそに計画を進めていた。“なんてバカなことを”と
思われるその計画は、夫は公務員を辞め、この春大学を卒業した妻は就職せず、ふたりでお金がなくなる
まで、MTBで世界を旅するというものだ。 ・・・・市役所の仕事は自分にとって、そう退屈なもの
ではなかったが、ぬるま湯につかっているような生活にイヤ気がさしていた。いつ仕事を辞めようかと
考えていたが、やりたいことが見つけられずにいた。
外語大に通っていた妻は、機械的に訳を付けるだけの授業をする大学に幻滅。目標としていた中国旅行も
実現してしまい、むなしい日々を送っていた。“何かをしなければ”と考えれば考えるほど、暗く落ち込んで
しまったという。
ふたりはほぼ同時期に、今の生活からの脱出方法として、「世界を旅すること」を考えていたものの、
実現する勇気がなかった。そんな二人を巡り会わせたのは、英会話学校だった。
・・・「やりたいことを探す旅、日本を離れて自分自身を、そして外から見た日本という国を客観的に
じっくりと見てみたいです」・・・「すべてを自分の力でやらなくてはいけない状況に追い込むことに
よって、自分の意思を明確に表現できるようになりたい」・・・
必ずしもお金がなくなるまで旅を続けるわけではなく、帰りたくなったらいつでも帰るという二人の
旅には“絶対”という意気込みはまったくない。なるべくのんびりと、考えながらの旅がふたりの理想の
旅だ・・・。
*これだけの旅を実現した二人ですから、二人の“愛はものすごく深い”ことでしょう。
うらやましくも思います。これからも幸せ多いことを、お祈りします。