【7月11日】

 

   今日は素晴らしく走った。137km、今まであまりのも、ゆっくりのペースだったので、今日は

  少し頑張ってみなくてはいけないと思った。それにしても、この満足感、何とも言えぬ。これでテナント

  クリークに明日、確実に行けるメドがついた。

   18時38分、ここドンマラのロードハウスに到着。予定通りだ。19時になると完全に暗くなって

  しまう。だから、それまでだ。  通過する車も5分おきに一台になってきた。だからもし、パンクなど

  してトラブッタ場合は、どうしようもない。途中、今日は、野生のカンガルーを見た。ブッシュの中へ

  勢いよく駆けて行った。

   ここのロードハウスで、偶然にも、私の愛車を直してくれたダーウィンの自転車店の青年に会った。

  彼のお蔭で、今、無事にトラブルなしに、ここまで来れたのだ・・・「君は、一番腕がいい」と誉めて

  やった。  風がないというのは本当に助かる。どうか明日もいい日でありますように。

 

   今、こうしていると、カークを思い出す。あいつ元気でいるのだろうか?  今まで走って感じたことは

  “あまり無理をしないこと”だ。 カークは一日3ドルでやっていくと言っていたけど、無理はしない

  ほうがいい。食べる物は食べて栄養を付けないとダメだ。一番大切なのは身体だ。多少金はかかるかも

  知れないが、いつも身体をベストにもっていくことだと思う。カークよ、あまり無理するなよ・・・

  私は思う・・・とにかく苦しい時は必ずやってくる。楽をできるうちは、無理して苦しみを作らなくても

  いい。その時のために、心と体を保っておかなくては・・・・これが、私の信念でもあり、サイクリング

  達成への方法でもある。

 

 

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