【7月12日】
まるで沖縄のような風景が続く
朝、8時頃にボゴタを出発したが、車が多く道路が整備されていないのには、参った。
15kmほど走ると少し上りとなり、それから急に下りとなった。それが凄い。今までに経験した
ことがないほどの50kmの下りだった。何度、へんてこなトラックを抜いたか分からない。
途中、バナナを三本タダでくれた店があった。金を払おうとすると、「いらない」と言う。写真を
撮ろうとしたが、恥ずかしがって服が汚いからと言って、撮らしてくれなかった。
さて、町に着き、キャンプ場を見つけようとしているところに、“キャンプクラブ”という看板が
あったので頼んでみた。紹介状や新聞などを見せる・・・・最初は「ok」の返事が出たが、何か
偉い人がダメだと言って断られてしまった。もうすでにテントを立てていただけにショックだった。
しかし、そこから約500m下った所にホテルがあり、けっこう広い敷地があったので、掃除を
していたおじさんに頼んでみた。すると、「ok」してくれ、シャワー付きの部屋まで提供してくれた。
本当に良くしてくれてありがとう。
お礼に、笛を吹いてあげたり、“鶴”を折ってあげたりした。皆は英語は話せない。私はスペイン語
は話せない。英語からスペイン語に変えられる辞書を使い大変だった。経営者が30歳ということも
あり、雰囲気で心が分かり合えたようであった。それにしても初日にして、これだけの出会い、
ふれあいが出来たことは幸せである。
この辺の犬はだらしない。犬を見ると人の心が分かるような気がする。
意外と人々は“アスタ・マーナ(明日また)”とした、のんびりした感じがありそうだ。走った感じは、
周りは亜熱帯の植物ばかりで、また、竹もあり、黄色かった。バナナの木が目立って多い。それに
ボゴタの気温は14度だったが、ここは22度はありそうだ。
ホテルのオーナーたちと