【8月01日】
交通事故に遭った(トラックに引っ掛けられた)道
キトから約18kmほど行った田舎道で、不覚の“交通事故”に遭ってしまった。
この付近はとても車が多かったので、何となく危険を感じてはいたが・・・・。
・・・・いきなりトラックに自転車の後ろに付けていたバックを引っ掛けられてしまった。
自転車は倒れ、バックは飛び散った・・・それにしても本当に運が良かった。右手にカスリ傷を負った
だけで済んだ。愛車も無事だった。バックを取り付けていた紐が切れかかっていたのが幸いしたのだ。
もし、紐がしっかり固定されていたなら、たぶん私はトラックに巻き込まれ、自転車のフレームも曲がって
しまっていたに違いない・・・・そう思うと、そうなってしまうと、もう終わりだ。
“走れなくなったら、それで終わり”・・・・今、つくづく、走れるだけでも幸せと感じる。
今まで私は、パンクを避けるため、車があまり走っていない時は、パンクを恐れて、道路の端ではなく
できるだけ道路中央寄りの方を走っていた。だが、このことを考えると、まだ、パンクの方がましだ。
たまたま、道の側は裁縫工場だった。また店もあったので、そこの人達がすぐまさ駆けつけてくれ、
まずは、私の心を落ち着かせようと、水を差し出してくれ、「大丈夫か?」と心配してくれた。
そして、破れたバックの補修、さらには何と昼飯まで出して下さった・・・。
本当に助かった。 運が良かった。 本当にありがとうございました。
今後は、十分に気をつけることだ。 “走れるだけでも幸せ”なのだから・・・。
今夜は余り無理をしてはいけないので、マチャキまでとした。
たまたま、女性ばかりの所帯の所にテントを立てさせてもらったが、ここでも大変なお持て成しを受けて
しまった。『日本の土産物を持っていたら』と、しみじみ思う。今はもう何もあげるものがない。
鶴を折る、歌を歌う、笛を吹くしかないのだ・・・・。