【8月20日】
朝から娘のリラさんとその友だちと三人で、チャンチャンという所に行った。
インカ帝国の遺跡が残っているのだ。行ってみると、とても大昔とは思えないほどに、ありのままに
残されていた。
チャンチャンにはバスで行った。バスには走りながら飛び乗るという感じだ。乗り心地はあまり
良くない。
昼食は、リラさんの友だちの家で、ペルーの有名な料理(チャンバル)を、ご馳走になった。
スープの中に米とイカとトーモロコシとポテトを入れて、煮込んでいる感じだ。味はなかなか美味し
かった。
・・・・すっかり、ここの家族にも慣れてしまった。 自分も家族のような気がする。
翌日、朝8時30分頃、リラさんと一緒に朝食を取り、お母さんにもお礼を言い、出発した。
リラさんは、チャンチャンの土産を、「忘れぬように」と持たせてくれた。本当に居心地が良かった。
何となく、日本的な雰囲気のある女の娘ばかりだった。
昨日は、冗談で、「23歳のエメさんと結婚する気はないか?」と言われたが、本当に皆と波長が合い、
思いきってしたいくらいだった・・・・・「もう一日いて」とリラさんが言ったが、もうすっかり、
自分の家のように慣れたこの家に、もう一日居たら、真剣に悩みそうになると思った私は、やはり出発
した。
10時30分に、主人のサントスさんとも別れを終え、トルヒーヨを出た。
何と後ろからバイクでしばらく伴走してくれ、昼食のサンドイッチを買ってくれた・・・。
本当にありがとうございました。 ニューヨークで落ち着いたら、必ず、写真を送ることを約束した。