【９月１５日】
イグアスの滝
イグアスの滝は想像以上に美しかった。ナイヤガラの滝が高さなら、イグアスは芸術だ。
私はイグアスの方が好きだ。規模も大きいし、大小様々な滝を見ることができる。この滝が約１５ｋｍ
も続いているというのだから実に凄い。
付近の町は、牧畜が盛んで結構雰囲気が良かった。バスターミナルではリンゴを売る人が大勢いた。
どこからリンゴを手に入れているんだろう？ また、時々、子供たちが金をせびって来た。
バスは、パラグアイの首都（アスシオン）に着いた。
この国は“南米のスイス”と言われるに相応しく、どこも芝生が美しく、雰囲気が良かった。
・・・・・こうして自転車を離れて、交通機関を利用しての旅をしていると、“サイクリングの旅”が
どれほどベターなことかと思う。 「言葉は分からないけど、自然と人に直にふれあうことが出来る」
“言葉を越えた心で、サイクリングは、ふれあうことが出来る”のだ。だから私はやはり、サイクリング
が好きだ。確かに時間はかかるけど・・・。
全体的にこの国は、人も感じ良く日本人に似ていて、人も動物も平和な感じだ。私も何かの機会で、
ここに長く居たらすっかり落ち着くかも知れない。女の娘もすごく好感が持て、センスがあり、どこから
ともなく情熱さを感じさせる。町をぶらついたが、まるで軽井沢のようであり、しかし周りは亜熱帯の
植物が・・・といった寒くもなく暑くもなく、のんびりしていた。今、公園で若い二人が、この南米の
気質そのままで踊っている・・・・いい感じだ。
こう考える・・・アンデスの山々の自然を観光するならエクアドル、南米人の気質を楽しむなら
パラグアイ、思いっきり贅沢気分を味わいたいならボリビア、インカ文化などの考古学に興味があるなら
ペルー、バラエティーに飛んだ人種と接したいならブラジル、南米の貧困の生活を見てみたいのなら
コロンビアへ行くがいいと・・・。