【4月05日】
ハイジの小屋
スイスに行ったら、是非訪れてみたいと思っていた“ハイジの小屋”を見に行った。
場所はサンモリツだ。
あのTV漫画通りの雰囲気で古い小屋があった・・・・中も漫画の通り、何となくここまで来たんだと
いう感じで、ほっとしたものを感じた。
今、ハイジの育った町と言われるクールのユースに居る。この町は、歩いてみると実に雰囲気がある。
教会の中に支柱を支える人の像があったが、これを見ているとあるものを感じた。それは、「人は絶えず
誰かに支えられて生きているのだ」と・・・・。
教会の中に入ると私は、凄く心が落ち着く。緊張の糸を緩められるただ一つの場所である。
そして、色々な事を考えることが出来る。そして、最終的には、“世界一周を何とか達成させよう”と
思うのである。また、教会の中で考えたことだが・・・・人間には必ず裏があり、誰しも悪い面を持って
いるものだと。ただ、南米ではそれが、はっきりといつも見ることが出来たのに比べ、スイスの場合は、
良い面ばかりしか見えて来ない。おそらくこれは、自然という美しさの中で、裏側の方がともすれば
消されてしまっているのではないかとさえ感じる。でも、はっきり言って、南米のように、「裏も表も
はっきり見える」方が、実に人間らしく感じてしまうのである。逆から言えば、世界で貧しく生活して
いる人もいること思えば、スイスは「あまりにも美し過ぎる」と、言えるのではないだろうか・・・。