<質問5>シドニーやニューヨークでアルバイトをしていますが、ビザは「労働ビザ」
ですか? また、アルバイト先は直ぐ見つかりますか?
まず、「ビザ」ですが、シドニーでは、日本で事前に「ワーキングホリデービザ」を取得しました。
これは、日本政府が、5カ国(オーストラリア、カナダ、韓国、ニュージーランド、フランス)と協定
を結び、若者(18歳〜30歳まで[韓国は、18歳〜25歳])を対象して、互いの国の文化を現地で
仕事をしながら体験することができるようにしたもので、最長1年間は働くことができます。
健康な方なら誰でも比較的簡単に取得することができます。詳しくは、「リンク集」の“日本ワーキング
ホリデー協会”を見てください。
ニューヨークは、「労働ビザ」を取るつもりでしたが、やはり、知り合いなどがいないと難しいという
こともあり、結局、「観光ビザ」で働かざるをえませんでした。もちろん見つかれば、日本への「強制
出国」を命ぜられます。
次に、アルバイト先は直ぐ見つかるか?ですが、まずシドニーには、現在でも約10件の日本レス
トランがあるようです。もちろん外国の会社でも構いませんが、英語をある程度話せないとなれば、
日本レストランになってしまうようです。働き口が直ぐ見つかるかは、やはりタイミングがあります。
『運』もあると思います。ただ、体験したことで、これは良かったと思うことがあります。
それは、日本を出発する前に、きちんと「世界一周サイクリングの旅の計画書」を作って持っていた
ことです。最初あるレストランに行ってみると、「女性を募集している」と言われましたが、「計画書」
を見せて、“旅への情熱”を説明すると雇ってくださいました。
ニューヨークには、現在でも約100件の日本レストランがあるようです。だから、今でも当時の
私のように、着いたその日に雇ってもらえる可能性は高いです。ただ、シドニーにしてもニューヨーク
にしても、時給は3〜4ドル程度なようですので、今の為替レートなら、日本でしっかりアルバイトを
してから出発した方が賢明だと思います。
なお、「計画書」は、旅の中で“心の支え”になりました。落ち込んでいた時など、出発当時の
自分を思い出させてくれたり、ある程度、「旅の目標」を決めていたので、ハプニングに遭った
時でも、スムースに計画を変更することができました。ということで、旅に出るにあたっては、
「計画書」の作成をお勧めします。