<質問16>自転車(サイクリング)を始めたくなりました。まずは、国内を一週間ぐらいかけて
走りたいのですが、準備するもので、持っていった方が良いものとかありますか?
まず、準備するものを、思いつくものから書き出してみたいと思います。
なお、宿泊はテントではなく、“ユースなどの宿泊施設”を利用し、外食することを前提としたい
と思います。
●チューブ2本・・・・・・・これは、パンクした時、その場で修理できない場合があるので、
その際、とりあえず、チューブを新品に替えて走るために必要です。
*宿泊所で、ゆっくり修理した方が、精神的にも安全で良いです。
●パンク修理道具一式・・・・自転車に乗って旅をするからには、せめて、パンク修理くらいは
できるようになっておいてください。そんなに難しくありません。
(なお、修理の時、手が真っ黒になるので、タオルは数枚あった
方が良いです)
●空気入れ・・・・・・・・・最近は、小型で、そんなに力を必要としないでも空気が入れられる
ものもあるようです。
●輪行袋・・・・・・・・・・どこでどうなるか分からないので必要です。なお、JRでは、確認
したところ、“必ずしも自転車専用の袋でなくても良い”とのこと
です。私は以前、旅先で、米屋さんに行って、“米袋”をもらって、
代用したことがあります。米袋はけっこう大きいものもあるので、
充分に自転車を入れることができました。(でも、基本的には、
自転車を買う時に、一緒に専用の袋も買っておいた方が無難です)
なお、袋に自転車を収納する時は、出っ張っているところには、
必ず、あて布などをして保護するようにして下さい。私はこれをして
いなかったために、ダーウィンに着いた時、自転車が壊れてしまって
いて、ひどい目に遭いました。(「割れ物」のシールを貼ることも良い
です)
●地図やガイドブック・・・・これは当然必要です。いうまでもありません。
●YH会員証・・・・・・・・YHに泊まる予定であれば、この他にせめて、走るコースで、どこに
あるかぐらいは確認しておいた方が良いです。(全国のYHの場所が
載っている地図を持っているといいと思います。これは、確か、
“全国ユースガイド”の本に添付されていたと思います。
●全国安い宿情報・・・・・・日本のユースは、けっこう国道から離れたところにあるので、
行くのが面倒になることがあると思います。そんな時に、これを
持っていると便利です。500円ほどで買えます。(発行元:株式会社
林檎プロモーション[0551−32−2663])
*全国の5000円以下の宿(ユースも含む)が網羅されています。
●防寒シート・・・・・・・・これは、海外でも本当に役に立ちました。登山用品店で購入できます。
内側が銀色になっていて、これで身体全体を包むと、本当に温かく、
場合によっては寝袋としても代用できます。また、ベットのシーツの
代わりに使ったり、砂浜などで、普通のシートとしても、もちろん
使用でき、とても重宝しました。確か6000円ほどで買えると思い
ます。
●エアーマット・・・・・・・下の写真でも分かるように、空気を抜くと、35×15cmぐらいに
コンパクトになり、荷物になりません。これも登山用品店で購入でき
ます。*固い床も、これを使うと、気持ちの良いマットに変わります。
●ゴムバンド・・・・・・・・これは、自転車の後ろのキャリアに荷物が多くなった時に、縛るため
のものです。あと、紙袋や、ビニル袋も、結構持って行くと、役に立ち
ます。(ゴムバンドは自転車屋で売っています)
●その他(身分証明書、カットバン[切傷の上に貼る]などの薬類、傘、懐中電灯、油さし、着替え
用下着など、ティッシュペーパー、洗面用具一式、筆記用具[日記帖など]、お金、カッパ、その他
必要なもの)
だいたい、こんなものでしょうか。私の場合は、いつもだいたいこんなものです。
次に、自転車を始める人への注意事項として、いくつか思いつきましたので、参考になればと思います。
@自転車のサドルの高さは、サドルにまたがった時、両足が地面に付く(つま先だって、付けば良いと
思います)ように、調整した方が良いです。でないといざ止まる時、倒れてしまう恐れがあります。
*なお、走る前や走っている時でも、例えば組み立てたボルトなどに、緩みが出てきていないか
時々注意するようにしてください。場合によっては大きな事故につながることがあります。
AMTB型ではなく、私が乗っている「キャンピング型」は、乗ってから4日間くらいは、お尻が
痛くなります。でも、これは仕方がありません。もう少し経過すると痛くなくなります。
*私は、信号機などで止まった時は、いつも自転車から降りたりして、痛さを和らげるようにしました。
また、“痔”にならないように、あまり“お尻から地べたに座らない”ように注意して下さい。
Bあと、走るコースですが、道路の歩道側に寄りすぎると、ガラスとか石とか落ちていて、パンクしや
すい危険性が高いので、常に走る道路には注意した方が良いです。
Cスケジュールの立て方ですが、やはり走ってばかりいても面白くないと思いますので、自分の走力に
あわせて、観光する時間を設けた方が良いと思います。特にユースの場合は、チェックインの時間が
厳しいようなので、できるだけ早めに着くようにした方が良いかと思います。
以上です。少しでも参考になればと思います。
では、くれぐれも車に気を付けて、サイクリングを楽しんでください。
とにかく無理はしないで、あくまでもマイペースで、お楽しみください。
思い出深い旅、出会い多き旅になることを願っています。
旅で大切なことは、“ほんの少しの勇気” 勇気を出して、いい思い出をたくさん作って下さい!
エアーマットと、「全国安い宿情報」